
こんにちは!かなむ(@canamu_dreamer)です!
今回は「ザイオンスの効果」をブログやマーケティング、ブランディングに落とし込むにはどうしたらいいのか?を具体例を出してまとめてみました。
単純に接触回数を増やせばいいと考えていては悪影響になる場合も。
ブログに心理学を取り入れてみたい方にお役立ていただけたら幸いです。
心理学を語るこの人は何者?と思った方はかなむのプロフィールをぜひ読んでみてください。
ザイオンスの効果とは?
簡単に言えば、「接触回数が増えると対象に対しての親近感・好感度が上がっていく」というもの。
これは視覚的なものだけでなく、視・聴・嗅・味・触の五感全てで起こります。
例えば曲。
初めて聞いた時はなんとも思わなかったのに、何回か聞いているうちに気がついたらお気に入りの曲になっていた、とか。
デビューしたての時は「全然好みじゃない」と思っていた芸能人が何度か見てるうちにファンになっちゃった!とか。
コーラで多いですが、最初は薬みたいな味だと思って苦手だったのに何度も飲む機会があるうちに大好きになったとか。
これ全て「ザイオンスの効果」と呼ばれます。
ザイオンスの効果は「単純接触効果」「熟知性の原則」とも呼ばれます。アメリカの心理学者ロバートザイアンス氏が提唱しました。
なぜザイオンスの効果が起こるのかは今も議論されていますが、「知覚的流暢性の誤帰属」説が有力です。
繰り返し受ける刺激を情報として脳で処理をしているうちに刺激に対して好印象や親近感が高まり、それがその刺激を発する対象への親近感や好意に置き換わるという考えです。

テレビCMもザイオンスの効果を狙ったものです。
テレビで繰り返し見てるとお店で見かけた時につい選んでしまうのを狙っています。
ザイオンスの効果をブログ運営で発揮するには?
Twitterの更新をマメにする
Twitterで露出を増やすことがザイオンスの効果に繋がります。ザイオンスの効果でツイートの刺激による好印象をツイートをしている本人にすり替える現象が起きるわけです。

そんでもって好印象を持つ人が書いたブログなら読みたくなりますよね。
ただし、マメなツイートも刺激として受け取られなければ意味がありません。
「おはよ」「おやすみ」などの単純なツイートでは刺激として捉えにくく、ザイオンスの効果が発動しにくいと考えます。

ちょっと目が止まるような工夫が必要です。
またあまりにも売り込み色が強いものは受け取る側によってはネガティブな印象を与えてしまうこともあります。
ザイオンスの効果では主に繰り返す刺激に好印象や親近感を抱きますが、ネガティブなものに対してはネガティブな印象だけを深めてしまいます。
第一印象で「苦手」と思われてもザイオンスの効果で印象をプラスに変えることはできます。ただし、ネガティブな印象を繰り返すのではダメです。
売り込みツイートが多すぎかな?と思い当る場合にはまず数を減らして、その代わりにその人の魅力や生活スタイル、趣味や人間性が透けてみえるようなツイートを増やしてみるといいかもしれません。
ブログにキャラ感を加える
ザイオンスの効果を効率よく発揮させるのに、個人(または企業)のキャラクターがブログ(やSNS)からうかがえるようにするのがおすすめです。
例えばツイートなどで語尾に「〇〇だにゃ~」と毎回つける、言い回しや文章にクセがある等、特徴のある人っていますよね。
あれもザイオンスの効果を得やすいパターンの一つです。

シンプルですが、差別化をして印象つけることができますし、ブランディングの1要素にもなりますよね。
ブログにおいても全体に統一したキャラクターを使うと視覚的なザイオンスの効果を得られます。

私の場合であればこのイラストですよね。
Twitterでもブログでも、統一したキャラクターや特徴のある語尾、オリジナリティのある言い回しなどが刺激に、それを発する人がザイオンス効果による「好意の対象」となります。
ブログ×Youtube
ザイオンスの効果において、刺激の強さは好意の強さにも影響すると考えられています。
ではどんな刺激なら強いのか。答えは「リアル」です。
人を刺激する強さはネットよりもリアルの方がずっと強いです。
理由は視覚、聴覚、触覚、嗅覚と4つの感覚を一気に刺激できるからです。
だからと言って全国行脚して「私こんなブログ書いています」と名刺を配って歩くことはできません。しかも繰り返し会うとかありえませんよね。
ネットで完結するのに刺激が強いもの、それが「動画」になります。
動画は視覚、聴覚の2つ同時にアプローチできるため強い刺激を与えられます。
Youtubeでファンを獲得するのはまた別のアプローチが必要ですが、単純にザイオンスの効果を高めるという意味ではブログと並行してYoutube動画を公開するのが効果的です。

個人的に、ブロガー界で有名なマナブさん(@manabubannai)はザイオンスの効果の魔術師だと思っています。
Youtubeやブログ、ツイートの更新頻度、内容とか心理学を駆使してて、すごい!これ無意識ならほんと天才かなと…💦
ザイオンスで逆効果になってしまう失敗例
ザイオンスはSNSやブログと相性のよい心理学の一つですが、使い方を間違えると逆効果になってしまいます。
接触回数が多すぎる
ザイオンスの効果を得るにあたり、「短期間のうちに接触回数を増やす」のが効果的とされています。
とはいえ、過剰にやりすぎると一転してネガティブな印象を深めてしまうだけになります。
ブログは1日に何十記事と更新することはないと思うし、毎回通知をするわけじゃなければウザいと思われることもなさそうです。
この問題が起こりやすいのはツイートです。
露出を増やすためにどんどんツイートをした方がいいという説を見かけますが、過剰になりすぎるのはフォローを外されるリスクになる場合も。
ただし、媒体の種類、フォロワーさんの属性によって「多い」「少ない」の感じ方が変わってきます。

メルマガ、Twitter、Instagram、ブログそれぞれの媒体で「自分だったらこれくらい」という更新頻度の目安があるといいと思います。
まとめ
ブログ初心者が何を言っているのか・・・と気を悪くされたらすみません💦
ここ1ヵ月ほど、ブログを始めるにあたり色々なノウハウや成功事例などをたくさん読みこんできました。

で、ブログのノウハウも元を辿れば心理学の応用なんだなぁというのが率直な感想です。
心理学って専門書だと難解ですが、わかりやすく解説した本っていっぱいあります。
高額なノウハウを買うよりも、書店に行って心理学の本を一冊買って読み込んだ方がコスパいいと思うし、使う場合もオリジナリティが生まれるので相乗効果なのでは?と思うんです。
心理学を駆使するだけで成功するわけではありませんが、プラスの要素が大きいかなと思います。
もし、この記事が好評なら今後も心理学をブログやマーケティングに落とし込んでいく方法を書いていきたいなぁーと思います。
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