
こんにちは!かなむ(@canamu_dreamer)です!
ここでは心理学としての「ベビーフェイス効果」をブログやSNS、その他webマーケティングに活用する方法を詳しくご紹介します。
「とりあえず赤ちゃんの顔を使えばいいのね?」と考えてしまってはだいぶ損をします。
効果的にベビーフェイス効果を取り入れて、あなたのブランディングに活用していきましょう!
ベビーフェイス効果とは?
私たちは「赤ちゃん」を見た時基本的に「かわいい」「触ってみたい」「愛おしい」という感情が湧きますよね。
これは本能的な反応の一つ。
赤ちゃんは生まれてからしばらくは一人で生きていくことができません。
なので、赤ちゃんは大人の愛情行動を刺激し、保護・養育してもらうための容姿を備えているのです。
こういった赤ちゃんの特徴は養育という行動だけでにとどまらず、相手の緊張や警戒を解き、安心感や親近感、近づきたいなど好意的な感情を呼び起こすことができます。
このような効果を「ベビーフェイス効果」と呼び、様々な場面で活用されています。
ベビーフェイス効果を起こす特徴は?
ベビーフェイス効果を起こすための具体的な特徴は以下の通りです。
- 体よりも頭の方が大きい
- 前に張り出した額
- 短くて太い手足
- 丸みのある体型
- 柔らかそうな皮膚
- やわらかそうな頬
- 大きな目
- 短いあご
- 丸い顔
- 色白感
全て兼ね備えている必要はありません。これらの特徴をいくつか持つだけでも、効果は期待できます。
ベビーフェイス効果は一つの特徴がその人の印象を変えてしまう「ハロー効果」のうちの一つです。
提唱者はオーストラリアの動物行動学者で心理学者の「コンラート・ツァハリアス・ローレンツ」。
赤ちゃんや幼児が持つこの特徴を「ベビースキーマ」と定義。以後50年以上実証テストが繰り返されています。
現在、かわいさは幼さに直結しないのではないか、という考え方も出てきましたが今でもこのベビーフェイス効果は様々な場面で多く使われています。

では、これをどのようにブログやSNS、マーケティングに生かしていくのかを具体的に書いてみますね。
ベビーフェイス効果の使い方
アイコンでベビーフェイス効果を狙う
最近のブログでは吹き出し付きのキャラクターが登場することが多いですよね。

こんな風に!
こうした吹き出しで使うキャラクターにベビーフェイスのキャラクターを利用してみましょう。
具体的には上記画像のようなベビーフェイスの特徴を備えたイラストや、「子犬」や「子猫」などの動物の写真やイラストなど。
SNSのアイコンをベビーフェイスにすることで、警戒心を解き、安心感を与える効果が期待できます。

Twitterアイコンにふわっとした動物やゆるキャラは、こうしたベビーフェイス効果を狙っているのかもしれませんね。
キャラクター作りに応用
出典:FaFaオンライン
企業で多いですが、会社の顔としてのキャラクターが存在します。
安心感を持ってもらいたい、純真無垢、純粋さ、無邪気などの印象を与えたい場合はベビーフェイス効果を活用したキャラクターにするのがおすすめです。
自分だけのオリジナルのキャラクターは差別化や印象を強めるためにも効果的です。
上記画像は柔軟剤でおなじみのファーファですが、他にも
- チチヤスヨーグルトの「チー坊」
- チョコボールの「キョロちゃん」
- 日清チキンラーメンの「ひよこちゃん」
- ミルキーの「ペコちゃんホポコちゃん」
などなどベビーフェイス効果を意識したキャラクターはたくさんいます。
リアルで会う時もベビーフェイス効果のあるものを用意
webで完結する仕事をしていたとしても、時には営業したり、セミナーに行ったりすることもありますよね。
相手の緊張を解きたいという場面では、相手からさりげなく見えるところでベビーフェイス効果を狙います。

オリジナルキャラをベビーフェイスで作った場合には名刺にさりげなく使用することもできますよね。
硬いビジネスの場であれば、ネクタイに子犬や子猫がデザインされているとちょっと雰囲気が和らぐかもしれません。
持参するパソコンのデスクトップをかわいい赤ちゃんやイラスト、子犬などの動物にしてほんのわずかな時間相手に見せるだけでも警戒感が緩みます。

ベビーフェイス効果は全面的に押し出しても小出しにしても効果的なんです。
ベビーフェイス効果が逆効果になるシーンとは?
ベビーフェイス効果は相手の緊張と警戒を解き、安心感を与えると解説してきました。
しかしこの効果が不要な場合もありますよね。
例えば
- 誠実さを伝えたい
- 真面目さを伝えたい
- おしゃれ感を出したい
- アーティスティック、またはクリエイティブな印象を与えたい
こうしたイメージを持ってもらいたい時、ベビーフェイス効果は逆に邪魔になってしまいます。
上記のイメージは「個性的・憧れ」を抱く人が多いです。
こうしたイメージを与えたいのにベビーフェイス効果を持ち出してしまうとその効果を打ち消してしまうことも。

上手に活用すれば「ギャップ萌え(=ゲイン・ロス効果)」として生かすこともできますが、キャラづくりは相当綿密に立てないとすぐにキャラ崩壊してしまう可能性も…
ベビーフェイス効果は自分のやりたいこと、打ち出したいこととマッチしているかを考慮した上で取り入れていくようにしましょう。
ベビーフェイス効果がNGでも笑顔は効果的な場面が多い

ベビーフェイス効果と並んで、笑顔もまた警戒感を解き、安心感を高めるのに効果的です。
ベビーフェイス効果は自分のブランディングには合わない場合も笑顔がその代わりになってくれる場面は多いはず。
アイコンを笑顔写真やキャラクターに変えるだけでも印象アップを図ることができます。
まとめ
人の本能に働きかける「ベビーフェイス効果」。
なんとなくで使っている方も多いと思いますが、使い方によっては必ずしもプラスになるわけではありません。

上手に活用して、ブランディングやマーケティングに役立てていきましょう!
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